明けない夜は無い

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人間生きていれば、とても辛く、絶望を感じ、生きる事すらもつらくなる時があります。いや、無い人もいるかな(笑)?でも多くの人にそんな時期があるのではないでしょうか?

そのような時、誰かの言葉、本の言葉など、「人生が救われた」と感じた経験は、多くの方が身の覚えのある出来事ではないかと思います。

そんな経験をしたAさんに、お話を聞きました。きっと同様に悩んでいるどなたかの心にも、救いの言葉として響くのではないかと期待します。

全てに絶望を感じた日々

Aさんが絶望を感じた時、それはうつ病を発症した時だと言います。

『人間関係に疲れ、夢に破れ、毎日が虚無感と哀しみを抱える日々でした。食欲もなくなり、夜がきても眠れず。まるで、この広い世界で自分だけが一人ぼっちのような、”誰にも理解されない存在になってしまったかのよう”な感覚になってしまいました。

深夜、窓から差し込む光が天井を照らすなか、「きっと、永遠に自分はこの闇から抜け出す事は出来ないんだ。もう、美味しいものを食べて素直に感動する事も、面白いテレビを見て笑う事も、誰かを好きになったり、夢を追いかけたりする事は無いのだ」と考えた。』と言います。

『怖くて、怖くて、ただ怖かった。その日々が、私にとっては絶望の淵に立たされた時でした。なぜ自分だけが辛い経験をしなくてはいけないのかと、泣き続けていました。大袈裟に思うと思いますが、胸の中にぽっかりと穴が空いた感覚というのは、こういう事なんだと初めて知りました。』と語って下さいました。

私も鬱だった時期、先の人生に光を見い出せなかったのですが、同じような経験をされているんですね。

本当に辛い経験ですね。

うつの絶望感救い上げた言葉

では、Aさんは、どのように絶望の淵から這い上がることが出来たのか。どのように暗いトンネルの中、光を見付けられたのでしょうか?

『「明けない夜はない。」という、このフレーズに心が動きました。

夜はいつか明けるのです。どんなに闇が深くても、朝になれば太陽が輝き、青空は広がる。心もそうなのかも知れないと思った途端、気分が明るくなり、うつ病は改善へと向かいました。

この言葉を直接聞いたというわけでは無いです。当時、作詞家の阿久悠さんの特集のテレビで、懐かしい曲が次々と流れてきました。子供の時に聴いていた懐かしい曲に、私は無意識のうちに口ずさみました。

そこには、激動の時代の中でも前向きに立ち向かっていった人々の想いが詰まっているみたいで、無意識に涙が溢れました。忘れていた感情が少しずつ自身の中に戻ってくるのをはっきりと感じました。

それからというもの、私は懐かしい曲ばかりを聴くようになりました。出来るだけ、希望に溢れる歌詞のものを聴いたり、口ずさんでいるうちに、心が落ち着きを取り戻していくのが分かりました。

明けない夜はないんだ」と、無意識に私が呟いた時から、私はこの言葉を座右の銘になりました。これまでも、この言葉はいろんな人がテレビで発言しているのを聞いていて、その通り!と感じてました。しかしながら、当時ほど心に響いた事は無かったです。』と聞かせてくれました。

私自身も、鬱の真っただ中の暗い暗いトンネルの中にいるような時、全く同じ事が頭に浮かんでいました。

いつかは光が差し込む時が来る。夜がいつかは明けるように、悪い事もずっとは続かない。「世の中は無常なのだ」と自分に声をかけていました。

陽はまた昇る

今、かつてのAさんの様に絶望の淵に居る人に、どう言葉をかけますか?という質問に、Aさんは教えてくれました。

『私と似たような境遇の人がいた時には、この座右の銘を紙に書いてこっそり渡そうと思う。それで、私もこの言葉に勇気を与えてもらえた事を伝えたい。

絶望にうちひしがれている人は、まるで迷子になったような錯覚を感じます。出口を探しても見付けられず、その事に再び絶望するのです。この一言は、出口へと導いてくれる言葉だと思っています。

今は、小さな明かりさえ見えなくても、今にまばゆいばかりの光に包まれて、出口へと導いてくれる。その事を知って貰えたらと。』

ムリヤリその人を立ち直らせるのではなく、差し伸べた手をその人が自身の意思で掴んでくれたら、その手を掴んで思いっきり引き上げます。

これはとても大事な事です。

ムリヤリに絶望の淵に居る人を立ち直ってもらおうとする行為は、プレッシャーであり余計に苦しくなる行為です。Aさんは、経験によりその大事な事を知っていらっしゃるのですね。

まとめ

今日は「明けない夜は無い」について、書きました。今辛い現状である方に届けたい一言です。どんなに長い長い夜も、時間が過ぎれば朝日は差し込みます。

それまでは、自分を養生させつもりで、ゆったりと待つ感覚で休んでみて頂きたいと感じております。

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