落ち込みがちな状態の場合、怒りがちな状態の場合、イライラしやすいと感じる状態の場合、いったい何が起こっているのでしょうか?自身や他人の行動が許せん!イライラして仕方無い!もしくは「私って駄目な奴…」そう思う時、何が起こっているのか…
理由の一つとして「ジャッジをしている」というものかもしれません。
この記事を読むことで、ジャッジとは何か?ジャッジをするとなぜ生きづらさを感じるのか?が分かります。
ジャッジって何のこと?
ジャッジって、ジャッジメントの事です。
ジャッジメント…「審判」「判決」「判断」の事
ここで言うジャッジも、判断の事です。
例えば、ある物事が起きた時、その状態をどう思うかジャッジ(判断)するのは、ご自身ですよね。
我が子が宿題を始めようとしない事を、「怠け者だ!」と思うのも、私のジャッジ”判断”です。笑
朝寝坊して、準備がバタバタしてしまっているのに対し「ダメな母親だ…」と思うのも、私のジャッジ”判断”です。
このように、私たちは自分の価値観でジャッジを下しています。そのジャッジはどこから来たのでしょう?
それは、生まれ育った環境、家族、親戚、学校、友人、テレビなど、例をあげたらきりのない話ですが、自分が今まで生きてきた人生で、「○○は××だ」と心に決めた事。では、例を挙げてみますね。
ジャッジってどんなこと?
ここでは簡単に例を挙げますね。私の例を聞いて、どうジャッジ”判断”するか
考えてみてくださいね。
- 朝、早起きできずに寝ている自分って、親として人間としてダメ人間だ。
- 朝、わが子におにぎりしか食べさせないのは、ダメな親だ。
- 私は凄く神経質で恐れを感じやすいので、心の弱い人間でダメな奴だ。
- 離婚してしまった自分は、人間的に、親として、ダメ人間。我が子を傷つける悪い奴。
- 我が子が体調を崩した際、どっしり構えれないのは、ダメ親。
- 仕事をころころ変えるのはダメな事だ。
ちょっと私の例ですみませんが(笑)、これを見て皆さんは何を感じましたか?
では次もう少し例を挙げますね。
- 先生のいう事は必ず守る子はいい子だ。
- 子供の宿題を代わりにやってあげることは良いことだ。
- お金のない友達に、お金をあげることは良いことだ。
- 熱があったけど仕事に行った自分は偉いな。
どうでしょうか?皆さんはどう感じましたか?そりゃそうだな!と思った方もいれば、それは変だなぁなんて感じた方もいますよね?
ジャッジって何が正解か
先ほど挙げた例でもあるように、私にとっては悪かも知れないけれど、他の人にとっては善だったり、どっちでも良かったり様々だったのではないでしょうか?「ジャッジ」って、自分の育ってきた環境で、自身で選び取ってきた、はたまた知らず知らずに刷り込まれてきた、自分だけの判断なんですね。
だから、朝ゆっくり眠った事を1つ見ても、人によっては『だらしない』と感じるかもだし、はたまた人によっては『ゆっくり眠れて良い事だ』と思うかもしれません。熱があって仕事に行く事が、『社会人ともなると当然の事で、素晴らしいこと』と思う人がいれば、他の人に言わせると『具合悪いのに仕事されて、迷惑』という事もあるかもしれないですね。
そもそも世の中に正解はない
ちょっとスピリチュアル的になってしまうかもしれませんが、「絶対の正解ってあるのかな?」とは思いませんか?
”○○の方が好ましいよね”、”○○に越したことは無い”とか、そういったことはあるかもしれません。私たちは、共に生きるために、ルールがあります。なので、「してはいけない事」はあるでしょう。
だけど、ただの日常生活において、正解不正解って無いと思いませんか?ちょっと誤解を恐れずに言わせて頂くと、善と悪も、個人個人のジャッジだと思っています。あの人にとっての悪は、誰かにとっての善だったりする。
ちょっと抽象的にしか書けなくて申し訳ありませんが、そういう事だと思うのです。私にとっては善でも、相手にとっては悪だったりする事が、多々有りえると言う事です。
苦しい時、ジャッジしてないか考えてみる
何かに腹を立てた時、何かに落ち込んだ時、考えてみてください。
特に、自分を責めた瞬間、罪悪感を感じた瞬間、私は何を責めているのか、私はどんな事を「悪」と感じたのか、そこを見てみてください。
ジャッジしているのは、自身です
もしかして、ご自身のジャッジが厳しすぎる事があるかもしれません。それは、ご自身が悪いとかそういう事ではなく、です。ジャッジを沢山持ってる事は、とても生きづらさを感じるものです。
物事をジャッジしているのは、あなた自身です。
もちろん他人は他人なりにジャッジしていますので、「合わない」とストレスを感じる事もあるでしょう。
ですが、前に書かせて頂いた通り、正解はありません。
他人は変えられません。ご自身を変える事ならばできるのです。合わない相手とは少し距離を置くなりして、自分がどんなジャッジをしているのか、気付いてみてください。これはブログですので、一人一人のジャッジがどんなものか、お答えする事も出来ませんが、ともすると、ご自身のジャッジが自身にとって厳しすぎたり、人にとって厳し過ぎてはいないか考えてみてくださいね!
自分の中のルールを見直してみると良いかもしれません。そのジャッジを、1つ1つ、気付いて外していく練習をしてみませんか?
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