恨み倒すことで道が見えることもある

生きづらさ

我が子に、純粋な愛情を注ぐことが出来ない親がいることを知っていますか?

程度の差は有れど、”愛情を注いでいるつもり”でも不器用だったり、はたまた”子供を自分の所有物”のように扱てしまう親、そして愛情というものを持てない親、そんな方々がいることは事実です。

誤解を恐れずに言うと、中には自身も愛情を与えてもらった事が無いから、愛情を理解出来ないといった事もあります。

理由はどうあれ、子供は親の愛情を必要とします。小さな子供が”愛情を貰えない”事は、生きることも苦しくなるほどの絶望感を感じたり、大人になっても生きづらさを感じることがあります。

今回は、その辛さを”恨み倒すこと”、”もう他人になる事”で、自分の道を切り開いてきたCさんから、話をお伺いいたしました。

☆ご本人から承諾は得ています^^

 

父親との関係

『僕の父は”話をコロコロ変える元父親”でした。自分は割と裕福な家に生まれました。小さい頃からずっと何不自由のない生活をさせてもらいました。それに関しては感謝しています。そして、その裕福さを支えてくれたのは母方の実家です。そんな家に僕は病弱で生まれました。

私の元父親は、長距離の運転手をしておりました。家にいることはほぼ皆無。確かに稼ぎは良く、家にお金は入れるものの、お小遣いで5万円を持って行ったり、トラックのパーツを買ったり、高級スポーツカーを買ったりとやりたい放題。母方の実家がなければどうなっていたことか・・・

そして、僕を見るなり”病弱なお前が悪いんだ!”、”へなちょこ”、”何も出来ないじゃないか!”という始末・・・小さい子供にとっては心が傷つくものです。

だけれども、二重人格なのか、とても穏やかに”ご飯食べような”と言ったり”ドライブいくか”、”欲しいものある?”等という面も見られました。しかし、僕からしたら、”何だか信頼出来な人”と感じました。そして、僕が高校生の時に離婚した時に、この野郎はあーだこーだと言い、挙句の果てに母親が全部悪いと言いました。

ここで僕は心が更に病みましたし、憎しみ以外になく、性格もとても冷たくなりました。』

Cさんの元お父さんの愛情は、一貫性が無く、とても信頼できなかった。そして両親の離婚の時、全てを”母親のせい”にした未熟な父親だったのですね。

本来信頼できるべき父親に、信頼がおけないという事、そして大切な母親を悪者にしたこと、全てがCさんにとっては、”憎しみ”の対象になりました。

 

憎むべき敵を倒すという目標

Cさんは、テレビドラマの内容が、自分の生きる道に大きく影響したと話してくださいました。

『”目標を持てばいい。例えば憎むべき敵を倒すという目標だ。例えばあなたのようにね。それならどんな障害も困難も乗り越えられますよ”、”俺はお前を倒す。大河原商会をぶっ潰す。”、”口約束を平気て真に受けるそんな人間は仕事をする資格すらない!”、”どこまで?貴方を地獄に突き落とすまでですよ”、”大河原を自殺に追い込むべきだったんだ”等です。

これらの言葉を知るきっかけとなったのは昼ドラの「新・愛の嵐」(2002年)にハマったためです。(笑)僕は2002年というと中学生で、リアルタイムでのドラマは知りませんでした。

このドラマは随分人気だったらしく再放送が放送されています。その再放送の時にたまたまこのドラマを見た時にすっかりハマってしまい、これらの言葉に勇気づけられて、ここまで来る事が出来ました。』

私はそのドラマを残念ながら知りませんが、激しいドラマだったのですね!

Cさんは続けます。

『特に、ドラマの中のキャラクターの大河原勇作(演:石原良純さん)がドラマ中で言った、「口約束を平気で真に受ける。そんな人間は仕事をする資格すらない!」というのは、離婚後に電話をかけてきた元父親に言ってやりました。

そして”目標を持てばいい。例えば憎むべき敵を倒すという目標だ。例えばあなたのようにね。それならどんな障害も困難も乗り越えられますよ”、”俺はお前を倒す。大河原商会をぶっ潰す。”、”どこまで?貴方を地獄に突き落とすまでですよ”、”大河原を自殺に追い込むべきだったんだ”というドラマのセリフ。

これらの言葉のおかげで僕は今も生きていますし、離婚後に電話をかけてきた元父親にも冷酷・冷徹に接することができました。

結局のところ僕に会いたくなったのでしょうが、そんなことは僕にとって知ったことではありませんし、生きるも死ぬも関係ありません

最後に言った言葉は「まぁ。あなたの訃報を知ることは無いでしょうが、知ったらクラッカーをなりしてやりますよ。(笑)」と言ったら、最後の方は泣いておりました。もっと地獄に落ちて苦しめばいいと思ったし、今も思っております。

 

どうしても親を許せない人もいる。そんな方へ

では、同じように親に恨みを抱く人に対して、アドバイスはありますか?と聞くと、Cさんは言います。

『小さい頃から自分を否定され続けてきて、自分の価値観を押し付けられ、尚且つ筋の通らないことをされた人間にとっては、上記の言葉はオススメできると思います。

そして、ご両親が離婚されて母親の悪口を言われ、養育費もはした金をよこされて、挙句の果てに成人してから会いたくなって父親面して電話してくるような父親を持っている人にとっては、うってつけの言葉です。

僕はずっとずずっとこの言葉をあたためてきました。そんな時に電話をよこされたものですから、これらの言葉を全部言ってやりました。もちろんですが、関係を修復する気など無いのでここまで言えたのだと思います。もし、これらの言葉をぶつけるならば、関係を修復する気などなく、覚悟が決まっている人間だと思います。』

と教えてくださいました。

例えば”親には親の事情がある”とか、”親も被害者だ”とか、カウンセリングをしているとそう思う事があります。

しかし、そんな綺麗ごとを言われても、傷を受けた本人にしてみたら、「憎むことで、親との絆を断ち切る」と言事が、意外にもその方の人生を前向きに変えてくれることもあるのです。

大切なのは、自分の人生を生きる事であるので、親を大切にしても恨み倒しても、自分の人生を生きる事が出来ているCさんに、沢山の事を学ばせていただきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました