いつも恋愛に依存してしまう…
いつも恋人に尽くしすぎてしまう…
恋愛をしていないと自分を保っていられない!
私はいつもそんなふうに恋愛に依存していました。
だって恋愛って良いものでしょう?
大切なことだし素敵なことでしょう?
それなのに上手くいかない…
そんな私が辛かった原因は、誰かに自分をハッピーにしてもらおうとする依存心でした。
依存についてはアダルトチルドレンの記事にも書いています。
是非ご覧になってみてください!
依存は恋愛に限ったことではありませんが、私の実体験で分かりやすく説明したいと思います。
恋愛より先にやるべきは、自分との絆を深めることでした!
詳しく見ていきましょう!
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自己受容できていないと恋愛は上手くいかない
自己受容とは、自分のありのままを認めて受け入れることです。
長所は案外簡単に受け入れられますよね!
では短所と言われることはどうでしょう?
何をやってもマイペース、上手く人付き合いが出来ない
そんな自分を受け入れるということですか??
そうです!
認める、許す、受け入れる。そんなイメージです!
何かが出来たり得意だったり、そういった自分を認めることは、どちらかと言うと自己肯定感になります。
そうではなく、不得意なところを「これも私だよね」と認めて許して受け入れていくこと、あるがままの自分を受け入れることが自己受容と考えています。
私が自己受容について一番初めに読んだ本が「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健/著)でした。
価値観が変わる一冊でオススメです。
自己受容については、こちらの記事に詳しく書いていますので、是非ご覧ください!
何かが出来る自分も、何かが出来ない自分も、全てが私の一部であると受け入れるんです。
これが出来ていない私は、恋愛や子育て、人間関係につまづいてきました!
もちろん、自己受容が出来ていないことだけが依存の原因ではないかも知れません。
しかし、大きく関係していることは間違いないと思います。
逆に、自分自身との絆を深めていくと、他者に依存する必要が無くなり生きづらさから回復していきます。
次に私の体験談や事例を含め、紹介していきます!
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自己受容できていないと他者に依存的になる
自己受容についての記事にも書いた通り、自分を受け入れられないと、とても不安で心細く虚しさを感じやすくなったりします。
自己受容の意味が分からない!という方は、記事がこちらにありますので、是非読んでください!
私もそうでしたが、自分の嫌いな部分を受け入れられなかったんです。
自分自身を「このままで良いんだ、生きていても良いんだ」という実感がなく、とても不安定になったんです。
その不安定さを他者に埋めてもらうために、私は恋愛に依存していきました。
恋愛って、最初は可愛いとか優しいとか褒めてもらえるし、「君が一番だよ」なんて言われたら、「私は愛される人間なんだ!」と思って、一時的に安心感が出てくるんですよね(笑)
しかし、時が経つにつれ熱が冷めてくると、どんどん不安が出てきます。
その内、どんどんまた自信がなくなっていき、比例して依存も強くなっていきます。
では、次に実際の私の恋愛の失敗パターンを見ていきましょう!
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「正直重い」と言われる、尽くす女・都合の良い女・面倒な女
自分自身の寂しさや虚しさを埋めるため、無意識に男性に依存していました。
私の「こんなところ許せない!」と思っている部分も、人に愛されていると感じることによって、向き合わなくて済んだのです。
「そんなところも大好きだよ」なんて言われたら、何だか許されたような気持ちになって、一時は否定しなくても済みます(笑)
自分を受け入れられないでいる私にとって、自分を受け入れてくれると感じる相手は貴重な存在です。
絶対捨てられたくないわけです!
無意識ですが、見捨てられないように尽くすようになります!
しかし、付き合いが進むにつれて、恋愛関係が冷静なものになってくると、お互いに相手の全てを受け入れることが難しくなってきます。
私の場合、”受け入れてもらえない”と感じると、自分を受け入れてくれる人がいなくなることを恐れ、更に相手に尽くしたり面倒な女へと変身していきました!
- 喜んでくれる顔が見たくて、疲れていても毎日弁当を作る
- お酒を飲みに行った彼が「帰ったよ」と連絡をくれるまで寝ずに待つ
- 夜中に「迎えに来て欲しい」と言われたら喜んで迎えに行く
- 愛されているか心配で、「愛してる?」と何度も聞いてしまう
- 相手の言われたことはなるべく聞いてしまう
- 連絡が付かないと「浮気に間違いない」と不安になり問い詰めてしまう
- 相手の言葉を信じることが出来ない
上記のような「尽くす」「疑う」「都合の良い」、”重い女”へと変貌しました。
何度かそのような恋愛を繰り返したのですが、全ては「私の嫌いな部分を私が受け入れられず悲しいので、誰かに認めてもらいたい」という一心だったのです。
恋愛関係になり最初は幸せだったのに、後々傷付くパターンも見えてきた時、傷付くのも怖くなりました。
「傷付くことも怖いけど、寂しくて仕方ない」
そんな時にとった行動も、問題アリでした!
次にご紹介していきます!
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一瞬でも受け入れてもらいたい…という一夜限りの関係
お付き合いして関係が落ち着いてくると、喧嘩したり責められたりすることによって、「私の全てを受け入れてくれない」という悲しみが出始めました。
全ては「自分自身を受け入れていないから、自分の居場所がないと感じる」ということ。
それを知らない頃の私は、”どうせ私はずっと愛してもらえる存在ではないのだ”、”女というだけで取りあえず最初は愛されるのだけど、それは続かないのだ”、そのように思っていました。
そこで私がとった行動が、”一夜限りの関係”でした。
付き合ってお別れするということ=私はダメだから恋が上手くいかない
そんな方程式が出来上がった私は、「それなら、寂しい時だけ相手に寂しさを埋めてもらおう」と考えたのです!
我ながら破壊的で、割り切っているから私自身が傷付かないと考えたのです。
それなら女友達と飲み明かすとかでも良かったんじゃないですか?
そうですよねー!
だけど、女友達は私の全てを受け入れてはくれません。
当たり前ですが「お互いの価値観」があるからです。
その日だけそばにいてくれる男性なら、ただ話を聞いてくれ受け入れてくれたんです。
私にとっては依存の応急処置でした。
私の居場所が欲しかったんです。
もちろん後腐れなくお別れ出来たら、それで十分だったのです。
しかし、寂しさが増してしまう時や罪悪感を感じてしまう時もありました。
それは、次のような時です。
- 相手が私に恋をしてくれた時
- 私が相手に恋をしてしまった時
相手が私に恋をしてくれた時、傷つけてしまった罪悪感を感じて自己否定に走ります。
私が相手に恋をしてしまった時、叶わないことが悲しかったり、叶ったとしても「また傷付くんだろうな…」という恐れでいっぱいになりました。
どんな人でも寂しい時はありますよね。
自己を受容し他者をも受容できていたら、恋愛依存症になることは無いと感じます。
私が「自分の居場所がない」と感じていたのは、自分を受容できていなかったからなんです。
居場所が欲しくて他者に依存していたんですね!
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どんな私も認めてもらえる気がした、「人には言えない関係」
普通に恋愛をして傷付くのがつらい。
一夜限りも何だか虚しい。
そう思った私が依存した相手の中に、人に言えない関係がありました。
そういう人と関係を持つと、余計に辛くなるんじゃないですか?
辛かったけれど、自分に言い訳が出来る関係だったんです。
つまり、傷付くのは私の責任じゃないと思えたんです。
あくまでも、私の例での話になります。
人に言えない関係というのは、正式に認められた相手がいる男性とのお付き合いです。
なぜ、正式な相手がある男性が私に優しかったのか?
以下の理由があると思います。
※あくまでも私の例であり、本当の愛の場合もあると思います。
- 正式な相手にバレるとまずいから穏やかにいきたい
- いつも一緒に居るわけでもなく、楽しい時だけ一緒に居られることが多い
- 支えてくれている人がいるから心に余裕がある
- 相手もまた居場所が欲しいため、嫌われたくない
- 正式な相手がいる男と付き合う女性が珍しいから逃したくない
- 慣れ親しんだ相手より、新鮮さがあるから
上記のような理由から、私は優しくされたり受け入れてもらえているような感覚になれたんです。
しかも、「きっとダメになるだろう」という未来が見えている恋愛なので、「ダメになったのは私がダメだからじゃない」という言い訳が付けられます。
自分を否定されることなく、相手に受け入れてもらえる(という気持ちになっている)
もしも関係がダメになったとしても、私に非があるわけではなく私は被害者だと思える
そんな理由から、自らそのような関係を良しとしていたころがありました。
が、もちろん相手もあることですし、今は反省しています!
しかし、本気でけじめを付けられるなら、そういう関係もアリかもしれませんね!
私の場合は「私が悪いからこうなったんじゃないよ!」という依存的、被害者的な立場になることで、自分を守っていたんです。
恋愛に依存することで居場所が出来るのなら、それで良いのでは?
なぜいけないんですか?
恋愛に限ったことではありませんが、自己受容せず依存し続けることは、負のスパイラルにハマっていくことになります。
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恋愛依存は負のスパイラルにハマる
依存症、依存するということは、自己受容できずに空いた穴を、何かで埋めようとしている行為です。
私なりの例で書いてみます。
お鍋があるとしましょう。
本来お鍋は水をたっぷり汲むことが出来ます。
しかし、穴が空いていたらどうでしょう?
ポツポツといくつも穴が空いていたら、水は零れ落ちていきます。
穴が大きかったり多かったりするほど、ザル状態です。
恋愛や何かに依存をするということは、一時的に水を大量に入れることだと思ってください。
水を大量に入れたら、一瞬は溢れるほど水が溜まります。
しかし、時間が経つとどんどん水は減り、スカスカな状態になります。
そうなるとまた不安になって、水を大量に注ぎ込む必要が出てきます。
そのため、もっと多くの水を、もっと毎日水を…と、どんどんエスカレートせざるを得ないんです。
そうしている内にどんどん穴は錆びて広がり、零れ落ちる水の量も増えていくんです。
上記のように、自己受容できずに空いた穴をふさぐために、人や買い物・アルコール、そのようなところに頼ってしまうのが依存症だと考えています。
そして負のスパイラルに入ると、もっともっと依存を強めます。
恋愛で言えば、「もっと大切にしてよ!」「それじゃ足りない!」「私だけに愛を注いでよ!」
アルコールなどの依存であれば、「もっと量を」「常にアルコールを」になるかもしれません。
こうして、どんどん穴を埋めるために必要な依存の対象を必要としてしまいます。
恋愛の相手に別れを告げられることで、「やっぱり私は愛されない」「私が駄目な人間だからだ」など、負の思い込みを強化していくことになってしまいます。
アルコールやたばこ、買い物依存などに関しても、自分を否定することで負の思い込みを強化させていってしまうんです。
そうなんですねー!
では、どうしたら依存をせずに苦しみのスパイラルから抜け出せるのでしょうか?
水を安定して溜めておくためには何が必要か?が大切です。
それは、鍋の穴をふさぐことです。
その方法が「自己受容」と言うわけです!
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自分との絆を深める自己受容
他者に依存せず自律するためには、自己受容は欠かせません。
マイナスと取れる部分も一旦受容して認めてあげることで、自分との絆が深まります。
- 私は短気なところがある
- 私は弱虫なところがある
- 私は勇気を出すのが怖い
- 私は臆病な一面がある
- とても面倒くさがりだ
- 好きなことにしか一生懸命になれない
- すごくトロイ所がある
- 人に厳しいところがある
- 負けず嫌いで面倒な性格な部分がある
- 人に迷惑をかけるのが怖いタイプだ
- 子育てが下手
私の一部ではありますが、自分が好きじゃない部分の自分も一旦受け入れてあげます。
「受け入れる」というのが難しければ、そんな自分自身の一部を諦めて許して認めてあげるイメージです。
次第に、「そんな一部もあるな…」という受け入れから、「それも一部だな!」と穏やかに受け入れることが出来るようになりました。
”そういう私の一部もあるけれど、見方を変えたら良い所もあるな…”
このように受け止め方が変化していきます!
一旦受け入れたうえで、改善したいところは改善していくのもOKですね!
コツはとにかく否定せず認めることです。
否定せずに一旦受け入れることで、自分自身と仲直りが出来るようになります。
自分のどんな感情も感覚も、考え方や個性も、私の一部なんです。
完全主義にならず、「人間だもの…そういうこともあるよね」と受け入れるんです。
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自分を受け入れることが出来ると、他者を受け入れることも可能になる
自分のありのままを受け入れられるようになると、格段に人生が楽になります。
自分を受け入れられると、他者受容も出来るようになります。
実際に私が以前と違って受け入れられた他者の言動をご紹介します!
許せなかった相手の言動 | 受容できた例 | ||||||||
口うるさく否定的な母親 | 心配や不安でいっぱいなんだろうな… | ||||||||
お友達に声を掛けれず独りぼっちの娘 | 人との付き合いを模索して頑張ってるな… | ||||||||
宿題をギリギリまでやらない娘 | 時間のやりくりがまだ不得意なんだな… | ||||||||
頑固で自分の言っていることが正しい父親 | こういう人生を選んだんだな…ファイト。 | ||||||||
毎日声を掛けても全ての行動がスローな娘 | 超マイペースな子なんだな…出来るだけのことは応援しよう。 |
以前は腹が立ってイライラした相手の言動を受容してみると、フラットに眺めるができます。
そこに思考を挟まないで、ただ「そういうところもこの人の一部なんだな…」と受け入れたのです。
それにより、今までよりイライラやモヤモヤなどのストレスが半減しました!
これは毎日の修行が必要で、コツコツと自己受容と他者受容を意識しています!
”相手の全ての言動を、嫌でも我慢する”ということではありません。
一旦受け入れてみて、どうしても嫌な時は、受け入れられない自分を責めないようにしてくださいね!
相手の自由を尊重したうえで、自分がどうするか判断するんです。
例えば、浮気性の彼氏を「この人は女好きなんだな…」と受け入れて、苦痛に耐えるのは違います。
もちろん我慢したければしてもいい。
受け入れるというのは、ただ「そういう部分が相手にはある」と認めること。
浮気性な男性といて辛いのなら、相手が「女好きだ」ということは一旦受け入れて、その上で自分が責任を持って自分の行動を決めるということです。
別れるということを決める
浮気されてもこの人をもう一度信じると決める
それを決めるのは自分自身です。
他人は変えられないということを肝に銘じて、一旦他者受容をしたうえで、自分の行動を選択して行きましょう!
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まとめ
いかがでしたか?
ネガティブと思われる部分も、ポジティブな部分も、人間には両方が備わっています。
それを一つに統合する作業が、自己受容だと考えています。
一度、ご自身の嫌っているところやネガティブと思われるところを、ノートなどに書き出して客観視してみるのも効果的かもしれません。
自己受容や他者受容を進めて、より良い恋愛関係が築けるように願っています!
もし、一人で解決できない時は的確なアドバイスをしてくれる人に相談するのが一番です。
この記事で紹介したような現実に悩まされていて、解決方法が見つからない状況であるなら、きっとお力になれると思いますので、お気軽にご相談ください。
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