「子供が可愛くない!」そう感じていた私の体験談
- 子供といることがストレス
- 子供ののんびり加減にイライラして優しくできない
- 我が子はとても可愛いけれど、一緒にいたくない時がある
- 子育てがもう限界!
- 生意気で大嫌い!
もう子供なんかいらない!
そう思う反面、我が子にそんなふうに思ってしまう自分に自己嫌悪…もう疲れた…
私はそんなふうに自分を責め、更に我が子のことも追いつめる。
わずか1年ほど前までそんな毎日でした。
我が子は可愛くて仕方ないのに「あー離れたい!!」と思う時はありませんか?
私はとても生きづらさを抱えていたので、10歳になる我が子を育てることがストレスでイライラすることが多かったです。
♦生きづらさを抱える原因について記事を書いてありますので、「とても生きづらい」と感じる方は是非読んでみてください!
もちろんお母さんも人間だから、その時の体調や気分もあるし、時間に追われていたりすると優しく出来ないことも多々あるし、不機嫌になっちゃうこともあると思います。
そこは自分を責める必要はなくて、だけどそのストレスやイライラって子供が悪いわけではないんですよね。
私自身は子育てをうまく出来ない自分自身をひどく責めていましたが、心理を学び原因をいくつか自分の中に見つけたことで、時間は掛かりましたが以前よりずっとイライラが減りました。
私の実際に体験した「子供に対するイライラの原因」とその改善策をご紹介します。
参考になったら嬉しいです!
スポンサーリンク
私が見つけた子供にイライラしていた原因と改善方法とは?
私が子供に対してイライラしていた原因は以下の5つでした。
- 子供は自分の思い通りになると思っていた
- 子供の成長過程を理解できていなかった
- 自分の価値観を押し付けていた
- 過干渉
- 子供を自分の一部のように考えていた
ギュッと凝縮すると、子供を一人の人間として尊重できていなかったんです。一つずつ詳しく見てみましょう!
子供にイライラする時のチェック➀自分の思い通りになると勘違いしてない?
私はいつも上記のようなことにイライラしていました。
思い通りにならないことに怒ってしまい、怒鳴ってしまって後悔したり、止まらないイライラで不機嫌になったり…。
これって私が「子供は親の言うことを聞くべきだ」と思っていたんですね。
親は子供に大切なことを教える役目があると思うのですが、イコール「思い通りになりなさい!」ではないということに気付いたんです。
乳幼児期であれば、嫌がっても何とか上手に歯ブラシに誘導したり、寒暖差の調節など、健康を保つためや命を守るために親が試行錯誤することは大切だと思います。
だけど、ある程度大きくなったら大人の言うことを聞かなくなってきます。
自分自身の価値観が出てくるからですね。
「思い通りになるはず」という前提のままだと、どんどんストレスが溜まり、押さえられないイライラに発展してしまうこともあります。
スポンサーリンク
「子供は自分の思い通りになる」と思ってしまっていた時の改善策
「子供は自分の思い通りにはならない」
これが大前提になります。
最初はそう思えないかも知れませんが考えてみれば当たり前のことで、子供は一人の人間であり親とは別人格です。
なので、その大前提を頭にインプットするようにしました。
私がそこに気付いたのは娘がある程度大きくなった後でしたが、もしも乳幼児期にそこに気付いていたら、娘に対する態度も変わっていたと思います。
乳幼児期の子供を変えようとするのではなく、私ならどう変われていたかを考えてみました。
子供が乳幼児期の以前の私の対応 | 今の自分なら出来そうな対応 | ||||||||
歯磨きは押さえつけてでもやる | 遊び感覚でも嫌がる時は、うがいだけでOK! | ||||||||
一緒に昼寝してくれないことに激怒 | 昼寝してくれないんだから、私が眠い時は親に数時間頼むか保育園に預ける | ||||||||
夜早く寝てくれなくてイライラして怒る | DVDでもつけておいて、先に寝る | ||||||||
お風呂を嫌がる娘にうざいほど説得 | 1日くらい入らなくても死なないからOK | ||||||||
思い通りにならないと大泣きする娘にイライラが爆発して怒鳴る | 出来そうなら人気のないところで、気が済むまで泣かせる | ||||||||
お友達とおもちゃの取り合いを見ていられずに、説教 | 話を聞いてあげて、たっぷり気持ちを出してあげる |
私の例を挙げてみましたが、もちろん小さな子供を育てるのは考えるより大変な時もありますし、ストレスは溜まりますよね。
ですが、命に関わるようなことでない限り「子供は思い通りにはならない」ということを自分にインプットして、お母さんが楽になる様な子育てをしてあげると良いのではないかと思います。
では、ある程度大きくなった子供に対してはどう考えたら良いのでしょうか?
私の娘は小学中学年、10歳になりますので、もうほとんど「信じて見守る」に徹するようにしています。
10歳くらいの年齢になると自分の価値観が育ってきていますので、思い通りにはなりたくなさそうですし、言うことも聞きたくなさそうです(笑)
ここを「思い通りになりなさい」という気持ちで、怒りや不機嫌などでコントロールしようとすると、自己肯定感が育たないばかりでなく、「良い子」の仮面をかぶるようになってしまう可能性もあります。
私もまだまだ怒ったり余計な口を出すことはありますが、コントロールしないように日々気を付けています!
歯磨きがイマイチでも、宿題をしなくても、髪を洗わなくても、口出しはしません。
ただし、子供との話し合いで約束事は決めています。
- 夜9時半すぎたら布団に入ること
- 宿題が出来ていなくても、夜9時過ぎたら母の協力は得られないこと
- おやつは食べ過ぎないこと
- YouTubeは見過ぎない
- 命に関わるような危険なことはしないこと
- 出来れば母である私に、困った時は相談すること
このように、ちょっとした約束です。
守られない時ももちろんありますが、時と場合にもよりますので、ゆるい約束です。
あとは信じて見守るだけです!
スポンサーリンク
子供にイライラする時のチェック➁成長過程を理解出来ている?
魔の二歳児といわれるイヤイヤ期や、思春期の反抗期は有名です。
中間反抗期というのは皆さんご存知でしたか?
私は全く知りませんでした。
私の娘は、6~7歳の時に「また反抗期かな?」という時期が一度ありました。
そこを引きずったまま9歳になった頃から10歳になる現在まで、「何ともいわれぬ葛藤を引き起こしているのかな?」と思われるようなイライラがよく見られています。
うちの場合は、親の離婚により転校や引っ越しなどたくさんのストレスを感じてしまったでしょうから、特にそうかなとも思っていました。
あまりに態度がひどいので検索してみたら「中間反抗期」というものを発見しました。
「いつまでも子供のままでいるわけはないな…」ということに妙にしっくりきました。
親である私や祖父母に口答えして喧嘩したり、暴言を吐いたり、子供自身がイライラしたり…。
それって、子供が自分自身の価値観が芽生えて、今まで親から押し付けられてきた価値観と葛藤が起きて、自分の中でモヤモヤして訳が分からなくなっている時じゃないかなと思います。
スポンサーリンク
子供の態度が変わりイライラする時は、子供の成長を考えてみる
子供はいつまでも親の価値観の中では生きていません。
子供なりに価値観を育て、不要な価値観は捨てていきます。
もしもいつまでも親の価値観に縛られているとしたら、生きづらい気持ちを抱えてしまうかもしれません。
子供は子供なりに「自分のやりたいこと・やらなければいけないこと」、「好き・嫌い」、「善・悪」などの感覚に折り合いを付けながら、自分の価値観を模索しています。
その中で思い悩むこともあるでしょうし、自分の中で抱えきれず八つ当たりをしてしまったりすることもあるでしょう。
そんな時に親に出来るのは、自分自身の価値観を押し付けることではなく、時には子供に寄り添って聞いてあげたり、時にはそっとしておいてあげることではないかなと考えます。
- 子供には子供なりの人生を歩むための成長段階があるということを理解する
- その時々の子供にあった対応の仕方を考えていく
- 子供を信じて見守る
- 葛藤を抱える我が子に寄り添う
私も完璧には出来ていませんが、日々意識して見守るようにしています。私が私なりに懸命に生きるように、子供も子供なりに頑張っているのだと理解しています!
スポンサーリンク
子供にイライラする時のチェック➂自分の価値観を押し付けてない?
先程まで書いてきたように、子供には子供の価値観が芽生えてきます。
実際の私の価値観と娘の価値観の違いを書いてみます。
私の価値観や思い・考え | 娘の価値観や思い・考え | ||||||||
学校から帰って来たらすぐに宿題をすると後が楽だからやった方が良い | 学校で疲れて帰ってきたから、取りあえず好きなことしてリフレッシュしたい | ||||||||
朝が辛くなるから夜は早く寝るべき | 眠っている時間がもったいない | ||||||||
人に貰ったものでも不要であれば処分はアリ | どんなものでも、人に貰ったものは大切にするべきだ | ||||||||
散歩は気分転換や健康のために必要だ | 散歩は面倒なだけ | ||||||||
漫画は借りて読むだけで十分 | 好きな漫画は、お小遣いをはたいても新品で買う |
ほんの一部ですが、価値観や思い・考え方などは、私が育てた娘であっても全然違うことが多いんです。
人はそれぞれ別人格なので、我が子であっても違って当然ですよね。
子供が自分自身の価値観を持ち、試行錯誤して自分の人生を生きようとしている時に、以下のような言動や接し方をしていませんか?
- 「言うことを聞かないあなたはダメな子だ」と批判してしまう
- 「全く…あなたといると疲れるわ」と罪悪感を植え付ける
- 「そんな考えは通用しない」と否定してしまう
- 「私には理解できない」と冷たくしてしまう
- 暴言・暴力で相手を抑えようとする
子育ては楽ではないことも多いですし、親も人間なので疲れてこのような態度を取ってしまうこともあるでしょう。
ですが、もっと楽にもっと自由に子供と接するために、子供とは価値観を別けていくことも必要だと思います。
♦子供からの目線で記事も書いています。参考になるかと思いますので、読んでみてください。
スポンサーリンク
価値観を押し付けてしまう時の改善方法
どうしても自分の価値観を押し付けてしまう…
そんな時は、自分と子供との間に線を引くイメージをしてみてください。
一本の川が流れているようなイメージでも良いかもしれません。
そして「私」とその線の先にいる「相手」とは別人格であると意識することです。
イメージが上手く出来ないという時は、誰かに否定されていることを想像してみてください。
自分自身の考えや価値観を否定されるのは、とても不快なものです。
自分を否定されると、人によっては精神的にも影響が出てしまうほどです。
子供の場合、愛する親に否定されることで自己嫌悪や自己否定感を感じてしまい、自己肯定感が低くなり、とても生きづらい人生になってしまう可能性があります。
我が子が辛い人生では、親であるあなた自身も後悔してしまうのではないでしょうか?
子供の価値観を尊重して見守ることに一緒に挑戦してみませんか?
そうすることで、自分自身のイライラも軽減するかもしれません。
スポンサーリンク
子供にイライラする時のチェック➃干渉しすぎていない?
- こんなに行動が遅いしどんくさくて、学校でも上手くやっていけてないんじゃないか…
- 学校に行きたくなさそうだけど、不登校になんてなったら困るわ…
- こんなに怖がりじゃ困るだろうから、何とか克服させてあげないと…
- 自己主張も出来ないで、お友達と上手くやれているのかしら…
- 勉強もしないで、いつか困るんじゃないかな…
こんなことを心配して、子供に対してあーでもないこーでもないと口出ししていませんか?
私も子供を心配して口出ししてしまっていました。
でも、それって子供にとってはかなりうざいですよね?
ある程度大きくなったら、自分で選ぶ力も行動する力もついてきます。
少しずつ自分の行動と責任を学んで行きます。
それなのに、どう思って干渉してしまうんでしょう?
なぜ見守ることが出来ないんでしょう?
それは、「子供が大変な思いをしたり、辛い思いをしている顔を見たくない」という親の不安があるからです。
子供のためと言いながら、心の奥で感じる不安を親である自分自身が感じたくないからなんです。
つまり子供を信用しておらず、親自身が不安であり、それを解消するために干渉しちゃうんです。
では、干渉しすぎないためにはどうしたらいいのでしょうか?
スポンサーリンク
過干渉を緩めるための改善策
過干渉を緩めるには、まず最初にやることは干渉しすぎていることに気付くことです。
- そろそろ宿題したら?
- お腹空いていない?
- そろそろ着替えたら?
- 明日の学校の準備は出来た?
- 今日はお友達に嫌なこと言われなかった?仲良く出来た?
私はこんなふうに子供にイチイチ口出ししていましたが、まずは干渉しているということに気付き、口出ししそうになるのをグッと我慢するのです。
我慢することは出来ても、何だか心配でモヤモヤしちゃいます…
それって、子供を信用できていないからですよね?
確かにそうですね!
信用できないから口出しするんですね…
「この子は失敗してもそこから学ぶのだ」
「この子は自分の力でいろいろ学んで行けるのだ」
このように信頼できないから、色々口出ししてしまうんですよね?
過干渉は子供を信頼できていない、つまり、子供の方からすると「私は何も出来ない子なんだ」と思い込む原因になる可能性があります。
♦子供との関係について書いてある「子供が本当は欲しがっているお母さんの言葉」という朝妻秀子さん/著の本も参考になると思いますのでオススメです!
かわいい我が子を失敗させたくないという気持ちは、愛ですよね。
でも、それでは子供がこの先生きていくために必要な力が付かない可能性があるんです。
ですので、我が子のために「この子は失敗してもそこから学ぶのだ」と信じることです。
もちろん親の力が必要な時は貸してあげるんですが、子供の能力を低く見積もり過ぎないことです。
スポンサーリンク
子供にイライラする時のチェック➄子供を自分の一部だと思っていない?
生まれてから数年、可愛くて可愛くて仕方なく、自分がいないと何も出来ないような存在にみえて、まるで自分の一部のように…いや、それ以上に愛情を持っていました。
子供は成長するのに私の気持ちはあまり進歩はなく、いつまでも自分の一部であるような気でいました。
まるで自分の物のように扱ってしまっている時が多かったように思います。
自分のものであれば、思い通りにならないとイライラしますよね?
でも、隣の奥さんが自分の思い通りにならないからって激怒したりはしませんよね?
それは、隣の奥さんが他人だと分かっているからです。
ということは、我が子のことは他人だと思っていないということです。
他人というと寂しい響きですが、ここで言う他人とは「私ではない人」という意味の他人です。
対処法は、前にも書いたように自分と子供との間に境界線を引くようなイメージです。
あくまでも「子供は子供の人生、私は私の人生」と分けて考えてみると、子供には子供なりの考えや感情があるということが当たり前だと感じ、必要以上に相手を束縛することもなくなるのかなと思います。
スポンサーリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いくつか思い当たることはありましたか?
私自身もまだまだ出来ていない時がたくさんありますが、今は理解を深めて子供を尊重して見守ることを実践している最中です。
子供が失敗したり落ち込んだ時に、優しく寄り添って味方になってあげることで、子供はまた立ち上がれると信じて関わることにしています。
今日の記事に思い当たることがあれば、ぜひ改善する行動を取ってみてください!
もし、一人で解決できない時は的確なアドバイスをしてくれる人に相談するのが一番です。
この記事で紹介したような現実に悩まされていて、解決方法が見つからない状況であるなら、きっとお力になれると思いますので、お気軽にご相談ください。
3日間お悩みを聞かせて頂き、根本原因を見付けます 恋愛や人間関係、心のお悩みが解決に向かうようにお話を聞きます
コメント