「疲れた…。もう人生休みたい…。」
2010年頃の私は、家事に育児に仕事を頑張って頑張って頑張り抜いた先に、生きることも休みたいほど絶望的な気持ちになりました。
「もう頑張れない…」
「休みたい…」
そんな言葉が口癖だった頃、心理学を学んで行動したことで復活することが出来ました。
「人生に疲れた。休みたい…。」
認知行動療法士でもある私が、そんな辛い状況から回復した方法、それは「自分を労わる事」でした。
でも自分を犠牲にしていることすら気付かずに頑張っていると、「労わるって何?」って思いませんか?
「そうは言っても、やらなきゃいけない事は山ほどある!」
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「人生に疲れた…もう休みたい…」そんな私の人生を復活させた7つの方法とは?
「疲れた…。もう人生休みたい…。」
そんな私がどん底だった時に、実践した方法は次の7つです。
- 頭と体を休めた
- やりたくないことを徹底的にやめてみた
- 自分の心の声を聞いてみた
- 考え方を変えてみた
- 自分の味方になってみた
- 瞑想を取り入れた
- 大自然に触れる機会をつくった
それでは実際の事例を紹介しながら、詳しく説明して行きますね!
対処法➀頭も体も休める
私が当時十分休めなかったのは次の2つの問題からでした。
- 考え事が止まらない!
- 「お金も時間も無いからリフレッシュは無理」と考えてしまう…
精神的に参ってしまうと「人生に疲れた。もう休みたい…」って考えてしまいますよね。
そんな時、精神的なものと考えがちではありませんか?
周りからも「気の持ちようだよ!」なんて言われて落ち込んだり…。
心もドンヨリして落ち込むからもちろん精神的なものはありますが、実は心と体は繋がっています。
体が疲れていると心も落ち込むんです。
たしかに余裕が無くなりますね。
例えばすごく頭が痛い時「でも心は晴れ晴れしているよ!心は超元気!」と思えますか?
体の調子が悪い時、心はどうしても比例して落ち込みがちです。
”体が疲れているのに心だけはとても調子が良い”という事は少ないのではないかと思います。
ですから、体を休ませることもセットで考える事です。
その時のコツとしては「頭を空っぽにして休む」という事です。
体を休ませても頭が忙しく働いている場合は、残念ながら休めていません。
体は休んでいるのに、頭の中では「あれもやらなきゃ」「こんなんじゃダメだ」と罪悪感と自己否定の嵐。
これでは脳は休めません。むしろ悪化します!
私が実際に頭を空っぽにするために行ったのが以下です。
- 子供を預けている間に、スーパー銭湯でお風呂と休憩
- 寝る前の軽い瞑想
- 好きなアロマを焚いてヨガ
- 好きなDVDを無心で見る
- 近所の散歩30分くらい
- 心許せる友達に話を聴いてもらう
- 針治療やマッサージに行く
- 外出する気力がある時はドラックストアでウインドーショッピング
体を休ませるために、疲れたら横になることも幸せでしたが、体に喜びを与えるためにアロマを焚いたりお風呂に入ったりマッサージに行ったりもしました。
そして頭を休ませるために、友達に話して頭から悩みを出してあげたり、好きなものを見て頭の中を一時空っぽにしてあげていました。
これなら大金も必要ではありませんし、身近で出来るリフレッシュになります。
一時でも頭を休ませることを続けていくと、少しずつ余裕が出てきました!
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対処法➁やりたくない事を徹底的にやめる
やりたくない事をやめる
この言葉は聞いた事がある方も多いと思います。
「そうは言ってもね…人生に疲れたからと言って休むなんて無理!」
私もそう思っていた一人です。
そうやって頑張り抜いた結果、動けない状態にまで自分を追いつめてしまいました。
「やりたくない事をやめる」という方法が分からなかったんですよね。
「やめる」って、全部やめる事ではないんです。
小さなことから少しずつ止めてみるんです。
例えば私の場合、誰かに変わってもらえることは勇気を持って頼ることにしました。
以下が、私が人に頼ればやらなくても済む事でした。
やりたくない事、無理してやってませんか?
人に頼ることが出来ずにいませんか?
そうは言っても、私がやらなきゃいけないことは沢山あって…やらないわけにはいきませんよね?頼れる人もいません…
頼れる場所、本当にありませんか?
何かプライドが邪魔していませんか?
もしどうしても自分がやらなければいけないのなら、その中でもやらなくていいことは徹底的にやめてください。
やらなくていいこと…ありますか?仕事も家事も育児も、やめるわけにはいきません。
そういう事ってありますよね?
その中でも手を抜ける事は抜くんです。
人生に疲れた…でも育児がある…やめるわけにはいきません。
私もそう思っていましたし、本当にその通り。
だけどその中でもやめられることはあります。
と言うより、人に頼ることにするんです。
私の場合は、当時旦那さんもいましたし、義両親も近くに住んでいたので頼んでみることにしました。
実際に義両親に頼ることは、私の中でかなり自分なりのプライドが傷付くことでしたが、そこを諦める勇気を持ちました。
人に頼ってできた自由時間は、少しでも自分の好きな事をしたんです。
お昼寝しても良いし、音楽を聴いても良いですね。
「疲れている旦那さんや家族に頼めないよ…」
そんな声も聞こえてきそうです。
そんな罪悪感を吹き飛ばす大切な考えを次にご紹介します!
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【わたしの体験談】私が休むために罪悪感を手放せた考え方
休むために頼りたい…
だけど子供が可哀想。
家族に申し訳ない。
夫も疲れているのだから…。
実は私も全く同じことを思っていました。
家族の事を考えるあなたは素晴らしいですが、でもある意味残酷です。
なぜなら自分の事は全く考えていないから。
愛する家族や子供の笑顔を守るために頑張る気持ちは分かります。
じゃあ、誰があなたを守るのですか?
人生に疲れた…もう休みたい…生きることを休みたい…
そう思ってSOSを出しているあなたを守るのは誰ですか?
夫や子供に察してくれることを期待していますか?
分かって欲しいと期待していますか?
気付いて欲しいと期待していますか?
残念ながらあなたを守れるのは、あなた自身です。
あなたの疲れや感情を一番知っているのは、あなた自身です。
誰かのために自分を殺して頑張る必要はありません。
- 辛い時は頼る
- さぼる
それが大切です。
子供や夫の為にあなたが犠牲になったら、今度罪悪感を抱くのは大切な子供や夫です。
あなたがご自身を守れるようになったら、次には他人を守れるようになります。
だから、自分を責める必要はありません。
大切な人の為に「休む」「さぼる」という選択肢を取ってみてください。
私はこの考えを知った時、雷で撃たれたような衝撃を受けました。
自分のことを全く考えられておらず、何なら察して欲しいとイライラした態度を取っていました。
その事に気付いた私は、頭を下げて、自分のために頼りたいことを伝え始めました。
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「もう何も出来ない!」そうなった私がプライドを捨てて家族に依頼した体験
疲れてとうとう動くことも辛くなった時、私の場合は母や義母に頼みました。
車で一時間かかる実家の70歳の母に「動けなくなってしまった。助けて欲しい」と正直に話しました。
年老いた母に心配を掛けたり迷惑をかける事は、心が苦しかったですが、これ以上は限界だと伝えました。
そんなこと言われても…みんなの朝ごはんも作らなきゃいけないし…何とか頑張れないのー?
もう動けない。
限界。
このままでは子供まで可哀想な事になる。
お願い。助けて。
困ったね…。仕方ないね…。じゃあ行くから待ってて。
助けを求めたのはシングルマザーになってからで、うつで動けなかったこともあり、もう助けを求めるしか生きる術がありませんでした。
私の母は「子供のためなら頑張れるでしょう?」というタイプの人間なので、随分と呆れていたようでした。
罪悪感に押しつぶされても、それでも子供だけは守りたいと思いました。
だから、もうプライドも罪悪感も全て捨てる必要がありました。
私はただひたすら、親や友人に頼み続けました。
今思うと、不要なプライドがあったり迷惑をかけてはいけないと考えて、親に甘えたり人に頼ることが出来なかった私が、初めてプライドを全て捨てて罪悪感を受け入れた経験でした。
今思い出してもすごく怖くて恥ずかしくて辛かったですが、あれがなければ生きてはいけなかったと感じています。
そして、勇気を持ってやめたいことをやめ、サボりたいことはサボり、どんどん元気を取り戻して行きました。
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私が実際に休んだこと・さぼったこと
私がうつ状態になってから心理学を学んで回復するまで、実に7年間に及びました。
罪悪感を払拭し、プライドを捨て、頭を下げて頼らせてもらってやめたことが以下です。
休んだ・さぼった・やめたこと
- 仕事
- 家事
- 結婚
まず仕事は完全に2年間休職しました。
とても大好きな職場だったし仲間たちも大好きでしたが、休むと決めた以上徹底的に休みました。
反対した人は一人だけ。それが当時の夫でした。
最初は気遣ってくれましたが、金銭的な事に余裕が無くなり、次第に夫は荒れていきました。
私は看護師をしていたのですが、その収入がなくなったことは非常事態でした。
夫も病み加減になり豹変してしまい、なぜか労わるどころか奴隷のように扱われるようになりました。
お互いが依存状態になっていたのかもしれません。
なので、結婚もやめました。
離婚のストレスも重なりこの時が一番動けない時期でした。
その後母に来てもらっていましたが、心療内科で強制終了宣言を受け子供を連れ実家へ帰りました。
それを期に家事全般もやめ仕事も辞め、完全休養に入ったんです。
一番努力して(?)やめたこと、それは人の顔色をみること・空気を読むことです。
押し寄せる罪悪感に悩まされながらも、人に嫌われることを恐れるのをやめました。
そして徹底的にサボり、育児以外は休むことにしたんです。
最初はピリピリしていた両親も、徐々に呆れて笑っていました。
以前よりずっと両親に気を遣うことが無くなり、私は良い娘を演じることをやめました。
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対処法➂自分の心の声を聞く
「自分の心の声をきく」ってよく聞きますが具体的にどうすればいいの?
難しいですよね!
でも慣れてくると出来るようになります。
今どう感じているのか、今何がしたいのか、聞いてあげるんです。
自分の心の声をきいて何になるんですか?それが元気になるのと関係あるの?
自分の心の声をきいて行動する。
それが元気になる秘訣なんです!
私達は毎日の忙しさの中で「自分が何を思っているのか」「何をしたいのか」自分の中の声を聞こうとしません。
本当は「休みたい!」って言ってるかもしれませんし、「旅行に行きたい!」と言っているかもしれません。
そんな心の声に耳を傾けたことがありますか?
実は、「頑張って人の役に立たなければ」と自分を蔑ろにしてきてしまった人にとって、心の声を聞くことは難しいんです。
子供の頃はみんな聞こえています。
子供って自由ですよね。
歯磨きもしないし裸足で走ってるし、空気も読まず自由な子が多いです。
それは何故か。
自分の心の声が聞こえていて、自分の心の声に素直だからです。
私達は子供の頃から「自分より他人を優先するべき」とか「人の役に立つべき」「皆と同じように行動するべき」というような教育を受けて育ってきました。
なので、そのためには自分の心の声を無視する必要があったんです。
それがいつしか当たり前になり、心の声は小さくなりました。
聞き取れないんです。
よーく聞いてください。必ず声は出ています。
- 「ちょっと休みたいな」
- 「あれ食べたいな」
- 「あそこに行きたいな」
- 「トイレ行きたい」
日々の生活の中で、実は心の声は溢れています。
よーく耳を澄まして聞いてください。
そして法に触れない事ならば、人を傷付けることでなければ、小さな事から実行してみることです。
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【わたしの事例】私が聴いた心の声とは?
私が実際に自分の心に耳を傾け始めて聴こえてきた声とは、次のようなものでした。
- 子育て面倒!
- 炊事はやりたくない!
- 温泉に行きたい!
- 早起きしたくない。。。
- 愛想笑いしたくない!
- 心理学の勉強がしたい!
小さい事から大きい事まで、やりたい事とやりたくない事が聴こえてきました。
それを少しずつ実行したんです。
- 炊事をやめてお惣菜
- 子育ては出来るだけ手を抜く
- 近所のスーパー銭湯に行ってみる
- 子供が保育園や学校じゃない限り、好きなだけ寝ている
- 人の顔色を見ない練習
- ウン十万の心理学の勉強
出来る事からコツコツと、自分の心に従って行動してきました。
こうして色々な声を聞けるようになったのです。
否定していると、どんどん心の声は小さくなって聴こえなくなりますので、否定せず聞いてあげるだけでも聞いてあげるんです。
私が心の声を聞いていて分かったのは、結局私の心が言いたい事はもっとシンプルなものだったんです。
- 安心したい
- 楽しくいきたい自由になりたい
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対処法➃考え方を変えてみる
- 何だか空回りする気持ち…
- いつも何だか生きづらい…
- 人の目が気になる…
- 私って駄目な人間…
『ネガティブで人にどう思われているかが怖い』『何も出来ない私って駄目だなー…。』そう思っていました。
そんな時出会ったのが認知行動療法です。
認知行動療法って、どういうものですか?
ざっくり言うと、考え方の癖に気付いてその癖を矯正して行くような方法です!
簡単に考え方って直せるんですか?
簡単ではありませんが、慣れるとコツが掴めます!続ける事で癖は変えられます!
慣れるまでは少し時間が掛かるかと思います。
でも慣れたら自分でコツコツと取り組むことも出来ます。
コツコツ取り組むことで、自分の生きづらい思考に気付くのが速くなり、思考を矯正するのも早くなります!
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次に私の実際の例をご紹介します。
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【わたしの体験談】人生が辛い…そんな私が持っていた思考と歪み
私がうつや不安障害(パニック障害)になったのは、2011年頃、子供を産んですぐです。
もちろん、それ以前から生きづらさはあったのですが、子供を産んだあとが一番強烈でした。
私は実家に帰らず一人で子育てをしようと思い、奮闘していました。
その時が一番、自己否定の嵐でした。
その時の私の思考は以下の通りです。
- 子供を泣き止ませられない私はダメな母親だ…
- 他の人のように上手く子育てが出来ないダメな人間だ…
- こんな事で疲れたと思うなんて、人として失格だ…
- 夫が返ってくるというのに、子育てをしてるからってご飯を作らない私は最低な人間だ
- 夫が酒をたくさん飲むのは、私が良い妻ではないからだ
などなど、数え上げるとキリがありません。
この考えを見てどう思われますか?
「極端すぎる!ネガティブすぎる!」と考える方も居れば、「分かるー!」と思ってくださる方も居るのではないかと思います。
この考え方は歪んでいます。
子供は泣くものです。
故意に意地悪していない限り誰のせいでもありませんよね。
子育てが上手くいかない、その「上手・下手」というのは何が基準でしょう?
初めての子育て、親の自分も必死です。
疲れたと感じるのは自然な事。
子育てって誰が何と言おうと疲れます。
小さい子じゃなくても疲れます。
子供は一人の人間です。
対人間となると大なり小なり疲れます。
「疲れた、もう嫌だー」という自然な感情を責めていますね。
疲れるほど頑張って、子供を大切にしている証拠です。
例を挙げるとキリがないのですが、このように書いてみると「なんか変だね」と気付ける事でも、悩んでいる本人は簡単に気付けないんです。
私達は一日に何万回も思考をしているそうです。
生きづらいとしたら、それは歪んだ思考のせいかもしれません。
そこに気付いていくのです!
気付いて思考を論理的に矯正して行きます。
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対処法➄自分の味方になる
とても大切な事を書きます。
- 自分を否定してくる人
- 意地悪してくる人
- 無理な事を要求してくる人
そういう人って居ますけど、全部受け止めようとしていませんか?
「否定されるってことは、私がダメだから」とか、「意地悪されるのは、私が大切にされる人間じゃ無いから」とか、「色々要求されていることは全部やらなきゃ!」など。
こんなふうに受け止めるのって辛くないですか?
全部相手の言う事が正しいと思ってませんか?
そしてもう一つ大切なことは、一番自分にダメ出ししているのは実は自分自身だったりします。
上記の例を見てみてください。
- 「私がダメだから」と決めているのは自分です。
- 「大切にされる人間じゃ無い」と決めているのも自分です。
- 「キャパオーバーだけどやらなきゃ」と決めているのも自分です。
一言も直接言われてはいません。
直接言われたとしても、その人の人間性を疑って放っておくか意見を伝えれば良いです。
自分の味方になるということは「否定されたけど、私って結構いい所もあるんだよね」だし「否定されて悲しかったね…私は味方でいるよ」と決めることです。
「意地悪されて悔しかったね。でも私はあなたの味方でいるよ」と決めることです。
戦ってもいいし、辛かったら逃げてもいいんです。
自分を最適な環境に連れて行ってあげるんです。
「キャパオーバー」と感じたら、「ちょっと今は無理です」と断ればいいんです。
「余裕が出てきたらやらせて頂きます」と伝えたら良いんです。
自分を大切にするために、他人に「手伝って」と頼めばいいんです。
自分の味方になるという事は、自分を我が子のように扱う事です。
だからといって「甘やかす」という事ではありません。
自分にとって最善の道を見付けるという事です。
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対処法⑥瞑想を取り入れた
四六時中湧いてくる思考を止めるのは、簡単なことではないかも知れません。
そんな時有効なのは「瞑想」です。
瞑想って言っても集中出来ませんよね。実際、じーっと座っているのって退屈です。
そんな飽き性で瞑想なんて続かない私が出会ったのが、「寝たまんまヨガ」という瞑想アプリでした。
瞑想アプリは有料のものが多いですが、寝たまんまヨガは月々の支払ではない為使いやすいかと思います。
300円から500円で購入できるものから、無料のお試しのようなものもありますので、チェックしてみてください!
ゴロリと横になって、音声に従って少し体を動かしたりするのですが、最後まで聞けたことがあまりありません(笑)。
頭が空っぽになって寝てしまいます。。。
音声に従っているとそちらに集中しますので、頭の中の思考が止まります。
そして気持ちよく眠られます。
一度お試しください!
他にも、ラベリングする瞑想もあります。
湧いてきた思考や感情に名前を付けるだけ。
瞑想中に不安を感じたら「不安」と名前を付け手放す。
何か考え事をしたら「○○を考えた」とか「雑念」と名前を付けて手放す方法も簡単です。
対話型の大変読みやすい本で、瞑想の大切さが理解できる一冊です。
思考が止まらない時は、「今」に集中することです。
今やっている事や、今の体の状態、今聞こえる音、今感じる風、今している呼吸、そういった「今」に集中することで、思考はストップしやすいんです。
私自身はジッと座っていることが本当に苦痛だったので、寝たままできるヨガのアプリを使うことが多かったです。
他にも横になって目をつむると、「考え」か「聞こえること・体の感覚」のどちらかにしか意識が行かないので、「聞こえる音・体の感覚」だけに集中して頭を空っぽにする方法を取っていました。
その一瞬の「空っぽの頭」の状態が、だんだん癖になっていくようになりました。
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対処法⑦大自然に触れる機会をつくった
人生に疲れて一人になりたい。
でも一人旅する気力もないし、リフレッシュするお金が無い。
私が相談を受けていて感じるのは「人生に疲れた。でもお金が無いから何も出来ない」という方が多い事です。
私もその一人でしたが
今になってちょっと歪んでいたと気付きます。
- お金って大切だし、いざと言う時の為に貯めておきたい。
- 旦那の稼いだお金を使うなんて申し訳ない。
- 子供の為にお金を貯めなきゃいけないし…
なんて思いませんか?以前の私もそうでした。
でも、本当ならカウンセリングなり旅行なりカフェなりマッサージなり、自分の為にお金を使うことが必要だと思うようになりました。
それは、一番の自分の味方になるべきなのは自分だからです。
他の人にお金を使うのに、自分のためには使わない。
それはもはや奴隷的な考えではないかと思います。
どうしてもお金が無い時の対処法として、自然に触れることをお勧めします。
自然に触れるのは、あまりお金を必要としません。
公園ならタダです。
海も交通費さえあれば済みます。
川も山もそうです。
自然に触れるとパワーが貰えます。
穏やかな川の流れを見ると癒されますし、海の穏やかな波も心が落ち着きます。
野原で寝転がって大の字になってみてください。
不思議と身体の力が抜けてきます。
私は住んでいた場所に人があまり通らない土手があり(田舎なので…)、土手に大の字になってただただ雲を眺めていたり、川の流れを数時間ぼーっと見ていたり、お腹が空いたら持って行ったおにぎりを食べたりしていました(笑)
1人で海に行ってボンヤリしているうちに、何だか心が癒されて一人で泣いているという時もありました(笑)
傍から見たらあやしかったかもしれませんが、自分の心地よさが最優先です!
「私の悩みはちっぽけなものだわ!」
なんて悟りのようなものは感じないですが(笑)、それでも忙しく働く思考をストップすることは出来ます。
頭が空っぽになると自然と心が休まり、フラットな心の状態になる事が出来ますよ!
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人生に疲れたら、感情のコントロールを手放してみる
- 「○○しなきゃいけない」
- 「○○するべき」
そのように頑張る時、本当は「辛い」「疲れた」「悔しい」「悲しい」「怒り」、そのような感情が湧いてくることがあります。
この感情をどうするか。
コントロールしない事です。
コントロールするとは「辛いと感じてはいけない」だし、「イライラしちゃいけない」ですね。
自分自身の感情に蓋をしようとしています。
どうしてコントロールするのでしょうか?
- みんな出来ているんだから。
- みんな頑張っているんだから。
- 良いお母さんは優しいはずだ。
- この位の事はみんなが出来るはずだ。
- 私だけ出来ないなんて許せない!
そう思いますか?
これは実は思い込みです。
人ってみんな違うんですよね。
感じ方も違うんです。
同じ出来事でも、出来る・出来ないも人それぞれ。
同じ出来事でも感じ方も人それぞれ。
みんなと同じでなければいけないという思い込みは、どこから学んだのでしょうか。
学校生活や親からの教育でしょうか?
でもそれ、間違っています。
人それぞれ、出来る事と出来ない事は違います。
家事が得意な人がいれば不得意な人もいる。
かといって不得意がダメかと言うとそうではなくて、その人には別の得意な事があったりする。
皆が同じ事が出来るなら、この世界は成り立たないかも知れません。
感情は湧き出るモノ。
それを無理に蓋をすると、どんどん膨れ上がって爆発します。
これが事実です。
コントロールしようとすればするほど間違った方向に行きます。
ではどうするか。
受け入れるんです。
「そうかそうか。イライラするよねー」って、認めてあげるんです。
「感じてはいけない!」では無いんです。
心で何を感じても、行動に移さなければ自由です。
感じる事は自由なんです。
我が子のイライラや悲しみを受け入れる様に、大切な人の悔しさや辛さを聞いてあげる様に、ただ聞いてあげれば良いんです。
受け入れるんです。
すると自然とゆっくりと消えていきます。
紙に書き出すのも良い方法です。
頭の中のものを一旦外に出してあげる。
すると整理されてスッキリしてきます。
この方法だと、グルグルと考え続ける負のループを一旦ストップできます。
注意点として、「人にまき散らさない事」です。
イライラを相手にぶつけるのは、トラブルの元。
自分一人の安心できる場所や、安心できる相手に聞いてもらう、そのような方法で吐き出していきましょう!
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私が実際に感情のコントロールを手放してみて分かったこと
今までの人生で、ネガティブな感情は感じてはいけないと思っていました。
ところが心理学を学んだら、今までの常識がひっくり返りました。
実際にコントロールを手放し、感じるままに感じる練習をしました。
押さえつけて生きてきた人間にとっては、練習が必要です。
苦しい気持ちを「苦しいよねー」と受け入れると、涙が出るようになりました。
それまでは泣けなかったんですよ!
不安を受け入れて「怖いよね…ヨシヨシ」と受け入れると、怖さや不安が薄れていくんです。
怖くてもいいんだと安心するんです。
怒りの感情も、他人に直接言わず紙に書き出しました。
スーッと怒りが治まってくるまで吐き出すと、スッキリするんです。
それと同時に、何にイライラしていたのかが明確になります。
コントロールせずに自分と対話すると、安心して薄れていくのが分かりました。
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辛い!苦しい…そんな思考に気付いたら即矯正してみる
多くの場合、感情が湧くのは思考が関係しています。
同じ出来事でも、人が違えば感じ方もそれぞれです。
例えば、上司に怒られた時、「間違いを指摘された」とただ受け入れるのか「こんなに怒るなんて…私を嫌っているんだ」と考えるのか。
出来事は同じでも思考によって感情が動きます。
前者は”事実”を受け入れただけ。
後者は”思考”が入り込んでいますね。
もう1つ例を挙げます。
例えば恋人からメールの返事が来ない!その時どう思いますか?
人によっては「忙しいのかもね」
人によっては「もう醒めちゃったのかも…」
はたまた「まさか浮気!?」と思う人も居るのかもしれません。
これらの違いは、事実を見ているかどうか。
そして「自分なりの思考が入っているかどうか」です。
思考が入っていても、健全なものなら問題ありません。
が、歪んだ思考が入っていると、現実まで歪んできます。
嫌な感情が湧いたら、「今どんな思考をして、この感情が生まれたのか」を探してみるのです。
瞬時に勝手に考えてしまっているので、気付くには意識しないといけません。
そして思考を見付けたら矯正して行きます。
「その思考は事実なのか」を考えてみるのです。
先程の恋人のメールの例で言うと、「もう醒めたのかも」これは事実とは言えません。
そして「まさか浮気!?」これも事実ではありませんね。
事実かも知れないけど、聞いてみるまでは事実かは分かりません。
このように歪んだ思考に気付いていき、事実だけを見ましょう。
その人それぞれの思い込みがあり、悩みも人それぞれです。
思い込みを見付けるまでは時間が掛かりますが
根気強くやって行きましょう!
認知行動療法については、別の記事でまた触れたいと思います。
こんな場合はどう矯正したら良いの?という場合がありましたら、ご相談頂けましたらサイトにてお返事できる事もあるかと思います。サイトにご紹介させて頂く事をご了承くださいませ!
一人で解決できない時は的確なアドバイスをしてくれる人に相談するのが一番です。
この記事で紹介したような現実に悩まされていて、解決方法が見つからない状況であるなら、きっとお力になれると思いますので、お気軽にご相談ください。
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